しろねこの仙台あらららら

しろねこには10歳違いの兄、あにこがいます。

今ではメタボまっしぐらのあにこですが、雪が降るとあるエピソードを思い出します。


まだしろねこが小学校低学年の頃かな。


冬、どっさり雪が降った時にあねこと二人で庭にかまくらを作ったのです。

小学生が一人入れるか入れないかくらいのものでしたが、偉業を達成した（笑）あねことしろねこは意気揚々。

次の日もかまくらで遊ぼうかと庭に出ると・・・・・かまくら周辺の雪が溶けて、跡形も無くなっていたのです。

犯人は向のアパートに住む意地悪じいさんでした。

こともあろうにかまくらのすぐ近くに設置してあった我が家の小さい焼却炉を勝手に使いゴミを燃やしたのです。

そりゃ溶けるわ。

庭と言っても我が家の敷地ではなく、我が家の前の少し広くなった場所なのですが・・・子供が作った雪のおもちゃの近くで火を使えば溶けるのなんて明白。


わけがわからないあねことしろねこが自宅に駆け込みワンワン泣いていたら、何とあにこが向かいのアパートに怒鳴り込んで行ったのです。


顔を真っ赤にして「子供ががんばって作ったのに！」「何かんがえてんだ！！」と怒りを爆発させていました。


意地悪じいさんはごめんごめんと謝っていたそうですが、謝られたところでかまくらは戻ってきませんし・・・・・・・その後はどうしたんだっけかな～。


妹のことで必死になって怒鳴り込んで行ってくれたあにこ。

雪が降るとこのことをたまに思い出します。


そんな熱いあにこももう三人の子供がいるパパ。

しろねこも十分大人になりましたが、誕生日にはメールをくれたり、あにこの中では未だに小さい妹なんだろうなぁ。



年をとるごとに家族の大切さ、貴重さ、自分がどれだけ恵まれていたかを感じます。

ちょっとノスタルジック？な気分のしろねこでした。